今年の初め

2024年の幕開け

 

 今年は年初から大変な年になりましたね。 「あけましておめでとうございます」を言う間もなく大災害、大事故が発生し、大変な1年となる予感さえ致します。

 私は年末30日から東京から来た長男一家と合流して、沖縄に滞在していました。 さすがに沖縄までは能登半島地震の揺れは届かなかったので、大災害はテレビで知ることとなりました。 「最大震度7というめったに聞かない地震の激しさに驚愕するとともに、「自宅はどうなっているか」という心配がわいてきました。 また昨年より町内4班で構成する町内会の会長を仰せつかっていましたので、町内火事けが人が出ていないかも心配でした。

 すぐに町内会副会長に電話して町内の様子を聞くと、町内での被害は大したことはなく火事や怪我人はないようです。 家屋の倒壊や大きな破損も無いようなので、一人暮らし高齢者等の安否確認を防災会の役員と行うようにお願いしました。

 2日の11時頃に那覇空港から小松空港に向けて帰る予定でしたが地震直後の小松空港大津波警報が出たため閉鎖になってしまいました。 しかし翌日には津波注意報に切り替わったので小松空港は再開し、なんとか小松空港までは帰ってきました。 

 小松までは自家用車で行っていたので駐車場から車を出してナビを設定して走り始めました。 すると、ナビは来た時とは違う道を案内し始めました。 乗っていた車は一昨年に買ったばかりのプリウスPHVですから、最新のナビが搭載されています。 地震の影響で高速道路がいたるところで通行止めになっているので、通行止めを避けて通れる道を案内してくれるのです。「ナビも進化したな~」と感服して走ってきました。

 結局高岡の自宅に到着するまでに高速道路は金沢西~金沢東間のみで、あとはすべて一般道を通ることとなりましたが2時間程度で自宅まで帰ることが出来たのです。

 自宅の地震被害を心配しながら帰ってきましたが、家の中はわりと平穏で小さな置物が落ちたり人形ケースが変形したりは有りましたが、思ったほどではなかったので胸をなでおろしました。

 自宅に到着して荷物を片付けながらテレビを見ていると、大変な画像が目に飛び込んできました。 羽田空港での日航海保機衝突事故映像です。 

 最初はTVのニュースキャスターも何が起きたかわからないようでした。 日航機が着陸して地上滑走していたら突然爆発したように見え、暗いので海保機が見えず爆発の原因が全く分からない様子でした。 しばらくすると海保機との衝突との情報が入ったようでしたが、人的被害の報道がなされたのはかなり後になりました。 私は「着陸する滑走路に他の飛行機が入ることは絶対にないシステムになっているだろう」と思っていたので、驚愕の思いでニュースを注視していました。 

 私たち夫婦は2日午前中に那覇空港を発ちましたが長男一家は同日18時過ぎに那覇空港を発ち、羽田空港に降りることになっていました。 2日朝は私たちの小松行き飛行機が飛ぶかどうかを心配していたのですが、今度は事故で長男一家が東京へ帰る飛行機が飛べなくなりました。 結局長男一家は前泊したホテルを再予約して一泊し次の日に東京へ帰ったようです。

 本当に人生、いつどんな目に合うか全く予想が出来ないものですね。 激しい災害で幕を開けた2024年が以後穏やかに過ぎるように念じるばかりです。