家庭菜園奮闘記 その24  

 

                                                         いただきます!

  梅雨が明けて、急に暑くなりましたね。 私はもう夏バテ気味です。 そこで、育てている野菜を美味しく食して、夏バテ解消を図りたいと思います。 採れた野菜で、おいしそうなものを紹介いたします。

  お肉は新しいものより熟成したものが数段美味しいといいますが、野菜・果物は鮮度が命です。 その中でも、特に採れたてでおいしいものがいくつかあります。 筆頭は枝豆トウモロコシでしょう。

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 トウモロコシはゆでただけです。 枝豆は少し塩をいれてゆでています。 冷凍枝豆を食している人が、とれたて枝豆を食べれば、食感・甘みは全く別物だと思うでしょう。 新鮮な野菜のおいしさは、三ツ星レストランをも凌ぎます。 

  もう一つ新鮮さで格段においしさが変わると思うのが、アスパラです。 朝採れアスパラの甘さは本当に格別です。

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   「庭菜園奮闘記 その8」で紹介したように春には細い茎が2~3本で、春の新芽は細くて収穫できなかったのですが、今年は写真のように大きな株となり、まだまだ新芽も出てきていますので、来春にはとれたて絶品アスパラ堪能できると思います。 病気にかからなければ、今後10年以上毎年楽しむことが出来ます。

  トマトも沢山採れています。 今年は自宅敷地内のものが病気にもならず、鈴なりです。 

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  「家庭菜園奮闘記 その16」で、今年はトマトを「2本仕立てにして昨年の1本仕立てより背が低くなるか試してみます」と書きましたが、自宅庭の畑のものは2m以上の支柱を超えてなお成長中です。 しかし外の畑で育てているものは育ちが悪く、まだ1.8m程で昨年よりはかなり低くなりました。 結果、結論としては「トマトの背の高さは、仕立て本数よりも元気に育ったかどうかで決まる」ということになりました。

 

 「庭菜園奮闘記 その22」で収穫の紹介をした無臭ニンニクも毎日食しています。

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 写真のように、ニンニクは焼いて食べています。 近頃は自宅庭に自生しているミョウガが沢山子を付けていますので、一緒に焼いて味噌をつけていただいています。 酒のつまみにもってこいです。 ニンニクパワーで夏を乗り切れそうです。

 

開発人生記 その1

             まるぼりくん工法開発のお話

 

 以前に公開したブログ「企業経営のお話 その2 - 創業のすすめ」で、私は「幸せな「開発人生」を満喫できました」と書きましたが、機械工学を学んだ私は土木の手仕事を機械化してコストダウンしようといろいろなアイデアを出して今までにない機械を開発してきました。 

 そもそも会社経営を始めたのも「自分の思いを形にして世に問いたい」との考えが一つの動機であったので、新商品開発は私のライフワークでもあったわけです。 

 開発したものは沢山あるのですが、私が生業としたのは「特殊土木」というどちらかというとマニアックな世界で、開発した機械を販売して利益を上げるのではなく、他に無い機械を使って「従来のやり方より人手と工期を短縮」することで「大幅なコストダウン」を引き出し利益を上げようとするものです。 

 機械の開発には相当の費用が掛かりますから、費用を賄うにはその機械を何回も使う必要があります。 私の営業目線は、その機械を使って他社より大幅に安いコストで出来る仕事を沢山受注するということでした。 

 このような目線で開発したものは沢山ありますが、成功したもの、失敗したもの様々です。

 今回は「その1」として、大成功した「まるぼりくん工法」を取り上げたいと思います。

 この工法は、日本中で下水道工事が盛んに行われていた1990年代に、主として宅地内下水道汚水桝設置の竪穴を掘るために、掘削径600mmの丸い掘削バケット円筒バケット」を開発したことから始まりました。 

 宅地の汚水を下水道管につなぐために、宅地内には汚水桝という中継桝を設置します。 桝設置のために径600mm~700mmの丸い竪穴人力で掘るのですが、これがなかなか大変です。 深さは浅いもので60cm、深いものだと1.5mを超える場合もあります。 これを機械化するために作ったのが円筒バケットです。 

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 5~6年程度は竪穴掘削の省力化に大活躍していたバケットですが、下水道普及率が80%を超えるあたりから下水道工事が少なくなり、活躍できる現場が無くなってきました。

 ところが2000年代に入ると携帯電話の普及が始まり、これに伴い基地局があちこちで建てられるようになってきました。 基地局というのは電波の中継をするアンテナ局のことで、電柱より一回り大きなコンクリートの先端にアンテナを付けたものも沢山建てられています。 電柱は穴を掘って根っこを3m程度中に入れて埋め戻しただけですが、基地局の柱は土質条件等を計算し、台風や地震でも容易には傾いたり倒れたりしないようにかなり深くて頑固な構造にしています。  

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 この基地局コンクリート柱の建柱を請け負った業者が、建柱の穴を掘り始めたところ水が出てきて掘れなくなったから、「ウエルポイント」を施工してくれと当社に依頼がありました。 ウエルポイントというのは当社が得意としていた地下水位低下工法です。 私が見に行ったところ、現場ではライナープレート工法という曲げた波板を組み合わせて土留めとし丸い穴を掘っていくやりかたで施工していました。 掘っていく穴径は2mもあります。 穴の中で人力で掘るため、2m程度ないと掘れないのです。 そして水が出てくると周囲が崩壊し、穴が掘れなくなってしまうのです。 この現場では6mまで掘削の予定でした。

 ここで私は、コンクリート柱を入れるだけなら、穴径はどれだけあればいいかと聞いたところ、柱の最大径は550mmなので600mmあれば大丈夫とのことであったので、ライナープレート工法はやめて、径800mm・長さ6mの鋼管建て込みを提案しました。 こうすれば円筒バケットで掘削できますから、ウエルポイントも省くことが出来ます。 予算面でもウエルポイントだけで60万円程度費用が掛かりますが、60万円で鋼管建て込みが完了します。 工期面でもライナープレート工法では1週間程度かかりますが、鋼管工法に変更してもらえれば、私は「1日で鋼管が設置できます」と宣言しました。

 この工事の発注者はNTT金沢支店だったので、請負業者は発注者にお伺いを立てたところ、今まで1週間かかっていた工事を1日で出来、しかも費用が安くなるのなら変更していいとの許可が出ました。 しかし、NTTはほんとにそんなマジックみたいな掘削が出来るのか信じ難かったようで、施工日には金沢から6人も見学に来ました。 

 当日、衆人環視の中で1日で建て込みが終わると、大変な高評価で「これからはライナープレート工法はやめてすべてこの工法としよう」となりました。 「まるぼりくん工法」が世に出た瞬間です。       

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 それから1年くらいはNTTの仕事でほぼ毎日基地局の建柱掘削をしてきました。 沢山穴を掘ると、円筒バケットでは硬くて能率の悪い土質があることがわかり、刃先先端に爪を付けられるように球形になった「まるぼりバケット」を開発しました。 

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 さらに最初は機械の重量で鋼管を押し込んでいたのですが、入りにくい土質があり鋼管に振動を与えると入りやすいことがわかったので、バイブロハンマー振動重量で押し込むこととし「スーパーまるぼりくん工法」と名付けました。       

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  さすがに1年くらいするとNTTの建柱数が少なくなったのですが、NTTの次はKDDIAu基地局増設を始めました。 

 基地局建設の設計はそのような工種が得意な設計事務所にいずれの発注者も発注するので、NTTに採用されれば営業しなくても設計事務所に工法が知れ渡るので、設計事務所から採用相談や見積依頼が来るのです。 NTTは金沢支店管内(富山・石川・福井)のみでしたが、Auは関東や近畿まで出張して沢山施工してきました。 数年してAuが一段落したらソフトバンクの建柱が始まりました。 ソフトバンクは北陸管内(新潟・富山・石川・福井)で沢山施工させて頂きました。 

 携帯3社の基地局増設が一段落した後は仕事が少なくなったのですが、携帯がスマホになってきたので、再び増設が始まりました。 スマホは送るデータ量が多いので、短波長の電波を使います。 短波長の電波は障害物があると届きにくいので、基地局はすべて見える位置同士で建てる必要があるのです。 

 さらにこれからは5Gが始まると、さらに短波長の電波を使う必要があり、建柱が増える可能性があります。 

また、楽天第4の携帯キャリヤーとして参入したので、この基地局建柱も発注される可能性があります。 これからもこの工法は施工が続きそうです。 

家庭菜園奮闘記 その23

           ぶどうの袋掛けをしました

 

 毎日の梅雨空で、なかなか畑仕事も進みませんね。 トマト・なす・ししとう・トウモロコシ・人参・枝豆など、毎日のように収穫は出来るのですが、収穫が終わった畝の施肥や耕起、マルチかけ等、次に向けた準備がなかなかできません。 コロナで買い物や外食もいまいち怖いので控えている結果、家に閉じこもっていると気が滅入ってきますね。

 梅雨の合間に、「家庭菜園奮闘記 その19」で紹介した庭の生垣代わりに植えてあるぶどう(巨峰)袋掛けを終わらせました。 袋掛けは「家庭菜園奮闘記 その3」で紹介したように紙袋の上に網袋をかける2重構造です。 2倍手間はかかりますが、紙袋だけではほとんど鳥に食べられてしまいます。  

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 紙袋は毎回新品を使います。 今年は一部に透明な窓がついた紙袋を使いました。 これで実り具合がわかるので、収穫時期見定めが楽になりました。

 網袋は昨年と同じものを使っています。 「家庭菜園奮闘記 その3」で紹介したように紐だけは麻ひもに交換したPEの網袋です。 今年は、昨年使った網袋だけでは足りなかったので新品を補充しました。 房は昨年よりだいぶ多いようです。 秋になったら収穫状況もお知らせしたいと思います。

家庭菜園奮闘記 その22

                                                               収穫万歳!      

 

 暑くて雨が多い時期になり、畑作業はやりにくい季節ですが、いろいろなものが収穫できる時期でもあります。 

 「家庭菜園奮闘記 その15」で紹介した玉葱晩生(おくて)も大きくなって枯れてきたので収穫しました。  

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  苗が大きかったのか、1/3くらいとう立ちしてしまいましたが、見つけるたびに花茎を切り取っていたので、は皆大きくなりました。

 

 トウモロコシも、最初に植えた株は雌穂のひげが枯れてきましたので、2本収穫してみました。  

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 トウモロコシの大敵、アワノメイガが雄穂に入って芯を食っているようですが、実の方にはあまり入っていないようです。 

 時期をずらして苗づくりをしたので、収穫時期のもの、今雄穂が出てきたばかりのもの、まだ雄穂が出てきていないものもあります。  

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 これから1か月ほど、週2~3回極甘コーン楽しむことが出来ます。

 

 「家庭菜園奮闘記 その11」で紹介した無臭ニンニクを収穫してみました。 今年も大きく育ちました。 

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 無臭ニンニクはその名の通りニンニク臭がほとんどありません。 鱗片を剥いているいるときに、僅かに匂いを感じる程度ですから、ニンニク臭苦手な私でも美味しくいただけます。 鱗片は大小さまざまですが、大きいもの食用にし、小さいものは来年用のとしています。

 

 枝豆も最初に植えた苗は、収穫できるようになりました。 トマトも赤くなって、少しずつ収穫が始まっています。 

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 これからますます暑くなってきますが、それに連れて野菜もどんどん実ってきます。 雨にも暑さにもコロナにも負けず、収穫万歳!

 

家庭菜園奮闘記 その21

                                    ジャガイモ(メークイン)を収穫しました

 

 「家庭菜園奮闘記 その18」でジャガイモ(男爵)の収穫結果を報告しましたが、その時はまだメークインが収穫適期に来ていないので、掘り上げたら報告しますと書きました。
昨日、メークインを掘り上げましたので、結果報告します。  

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 青々としていたメークインの地上部も写真のようにだいぶ枯れてきました。 そこで掘ってみたところ、写真右のような収量結果でした。 今年は「家庭菜園奮闘記 その12」で書いたように、手抜き栽培をしてみましたが、昨年までの結果と比べてメークイン収量はかなり少なめでした。 

 ここで、今年のジャガイモ栽培総括を致します。

 昨年までは、マルチシートをせずに、種イモの植え付け → 芽が伸びてきたら芽かき追肥 → 土寄せ → 除草 の工程を行っていました。 今年は昨年より元肥を多くして、マルチシート敷設 → 種イモの植え付け として、芽かき追肥除草省いてみたのです。 

 手抜き栽培結果、男爵、メークイン共に収量は昨年比3割程度減となりました。 やはり、生き物は手をかけてやらないといい結果を残してはくれないようです。 

 私は今年位の大きさと収量で充分なので来年も手抜き栽培をしようと思っていますが、収量を確保したい人には「手抜き栽培」はお勧めできないことがわかりました。 

令和の日本列島改造論 その8

                                                       公務員の劣化改革を!
                                (国家公務員採用の公平化――――省庁採用の廃止)

 

 「令和の日本列島改造論 その7」で「政治は未来を素晴らしくするために、変化に抵抗する老害を排除し官僚の劣化を改革していって欲しいと考える。」と書きましたので、官僚劣化改革の提案を行いたいと思う。 これは、国家公務員採用方法に関する改革である。 国民の多くは、国家公務員の採用がどのように行われているか関知していないと思われるが、現実を知れば改革が必要だと認識する人が多くなると考える。

  現在の国家公務員試験は、合格者名簿登載され、その中から各省庁面接を経て自分の省庁用の人材を採用するシステムとなっている。 しかし、現実には、先輩等引き、はたまた実力者のコネにより採用が決定される場合が多い。

 公務員試験結果席次(順位)は受験者にも通知されるが、席次採用相関関係はなく、席次がトップクラスでも採用されるとは限らず、どこにも採用されない例も多い。
この結果、○○省は××大学でないと入れないとか、△△省は**大学でないと出世出来ないとか言われるように、学閥が支配するようになる。

 入社試験でも入学試験でも、合格成績順が当然だ。 なぜ、国家公務員採用だけが、このような不可解採用制度となっているのか?
 採用は、総務省とか人事院とかが、本年予定人数を成績順に採用し、各省庁に専攻分野は若干考慮するとしても、ほぼ機械的配属していくべきだ。

 個人の希望が反映されないと、ばかなことをいう人もいるが、民間の会社では入社してから、どの部署に配属するかは、会社の専決事項で、個人が配属によって不満を言うことは許されない。どうしても不満で有れば退職するしか無いわけである。公務員のみに、部署別採用が必要である理由は考えられない。

 省庁採用即刻廃止し、一括採用の後、配属を決定し、その後も民間並に各省庁間横断的に人事異動も行うべきだ。
これにより次のような優れた効果が発揮される。
コネ採用が無くなり、受験者(国民)の不公平感が解消される
学閥解消される
・ 人事異動をすることにより、各省庁上下関係希薄となる
優秀な人材均等に配分される
・ 力の無い省庁に、人事異動により実力者を配置しやすい
・ 省庁間の人員過不足に対応しやすい
・ 各省庁間システム統一が行いやすくなる。
・ 省庁横断的人事を政府が握ることにより、政治主導国家運営ができるようになる

 組織防衛優先・既得権益死守の姿勢が強い今の官僚制度の中では、このような提案は相当実力を持った総理大臣クラスが決断しなければ、到底実現しないと思われるが、日本の未来を拓くために決断と実行を行う政治家の出現を切望する。

家庭菜園奮闘記 その20

                                              ラッキョウを収穫しました

 

 「庭菜園奮闘記 その8」で紹介したラッキョウを先週末に収穫しました。 以前書いたように2年ものを収穫したのですが、昨年は畑を別の場所から今の場所へ引っ越したため、1年物ラッキョウを一度掘り上げて、再度1株同じくらいの数を植え付けました。 このため、土の栄養分が消耗しておらず、大変大粒ラッキョウとなりました。 

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 ラッキョウをわざわざ2年間育てるわけは、1株が大きくなって粒が増えるのと同時に一粒の大きさが小さくなって、小粒のものがたくさん収穫できるからなのですが、今年の粒は1年物と同じくらいでした。 私は小粒の方が好きなのですが、途中で植え替えると粒が小さくならないのは想定外でした。 粒が大きい分収量も多く、ラッキョウ酢漬け以外の食べ方を知らないので自家使用には多すぎて、余った分は知り合いでほしい人に配りました。 ラッキョウ食べ方、ほかに知りませんか?