家庭菜園奮闘記 その66

                                                  秋も深まってきましたね

 

 死ぬような暑さの長い夏がいつ終わってくれるのかと思っていたら、10月に入って瞬時に秋が深まってきましたね。 北海道ではもう雪だよりですよ。

 自宅の庭もすっかり秋景色です。 実りの秋の庭の様子を紹介します。

 

金木犀が香りを振りまいて満開です。

 

                                             

                                                  自宅庭の金木犀


  自生している長芋は今年も夏みかんの木を支柱代わりに伸びあがって、元気いっぱいです。    

  

         夏みかんの木に伸びあがっている長芋のつる      

 

   今年も何本か掘り上げてみたら、結構大きく育っていました。

     

               掘り上げた長芋
         

 支柱代わりの夏ミカンの木も元気で、今年は去年より沢山実が付いています。

  

  

            実が大きくなってきた夏みかん

 

 ゆずも今年はそこそこの数、実を付けています。 若干色づき始めました。

         

               色付き始めたゆず


  生け垣代わりのあけびも、今年は僅かながら実を付けています。

  

         実が大きくなってきた生け垣のあけび
  

 実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋と秋は楽しいことがいっぱい出来ますね! 私は秋の菜園づくりを楽しみ、収穫して食欲の秋も楽しみます。

 

家庭菜園奮闘記 その65

              やっと秋になりましたね

 

 今年の夏は本当に異常でしたね。 毎日猛暑日が続き、7月中旬から雨がほとんど降らなかったため、ホウレンソウ春菊といった葉物野菜は全滅してしまいました。 毎日夕方に30m程離れた貯水池から小型ポンプで送水して畑に散水していたのですが、雨が降らないので8月中旬には池が干上がってしまいました。 

 ポンプ散水が出来なくなったので畑に設置してある500ℓの水タンクから汲んでジョウロで必要部分の根元に散水していましたが、人力のジョウロ散水ではたいした量の潅水はできないので、里芋は途中で成長が止まってしまいました。 今年の里芋収穫は平年比半減です。 

 ねぎは暑さで芯だけになって小さくなったうえ、半分ほどは枯れてしまいました。

     

            暑さでやられたネギ                        

 

 残ったネギを株分けして新しい畝に移植を始めました。

 

       

            移植したネギ                  

 2か月後には鍋物の材料になる予定です。

 

 毎年、いちごの苗は7~8月に一度仮植え場に植え替え、11月に再度定植しているのですが、今年は暑すぎてとても移植できませんでした。 それでも暑さと水不足で半分以上枯れてしまいました。 

       

             半分枯れたイチゴ苗              

 

 涼しくなってきたので、今年は10月~11月に元気な苗を選んで定植します。 今年は仮植え無しでの直接定植です。

 

 それでも猛暑が終わったので秋・冬野菜の植え付けを始めました。

 定番の白菜はトロ箱で育苗していたものを定植し始めました。

 

      

             定植を始めた白菜                       

 

 定植して10日もするとかなり大きくなりました。 白菜害虫が付きやすく特に温かいうちは蝶の幼虫の青虫や蛾の幼虫のヨトウムシ・コナガなどを防止するため防虫網設置が欠かせません。 霜が降る頃になると蝶や蛾は少なくなります。

 

          

              防虫網をかけた白菜               

 

 防虫網が無いとかなり頻繁に殺虫剤を散布する必要が有りますが、網掛けにより殺虫剤を半減出来ます。

 

 

 同じく春菊ホウレンソウも順次定植開始です。 春菊・ホウレンソウにはあまり害虫がつきません。

 

   

 

 やっと野菜にも人間にもやさしい気候になってきたので、これから実りの秋を実感できると期待をもって菜園仕事に精を出していきます。

 

 

人間いろいろ

                        一億総活躍社会--------------活躍する人の増やし方

 

 私は、当ブログ開始時の「ブログ初挑戦」に記載したようにいくつかの会社を創業しましたが、創業当初の人材採用・労務管理をしている際に、「人間はいろいろだな」と思うようになりました。

 呉西工業という会社の創業時は、社長の私と従業員1名の2人で特殊土木工事である「地下水位低下工事」を主業務としてスタートしたわけですが、少し営業すると仕事はどんどん入ってきました。 当然二人では手が回らないので、あらゆる知人を頼ってアルバイトや外注先を探し、ハローワーク等で求人を行ったのですが、総員2名の3K(きつい ・汚い ・危険)企業に優秀な若者が大勢応募するわけはなく、慢性の人手不足です。 ですから、とりあえず手と足がまともに動く人は、応募があれば全員即採用です。 

 

 このような採用の仕方をすると、世の中の普通の会社からスピンアウトされた「底辺の人間」が沢山集まってくることがわかりました。 

 どんなタイプが多くなるかというと、「毎日同じ時刻に起きて、会社へ行く」「わからないことを人に質問する」「約束を守る、守れない時は連絡する」というような、社会生活で必要とされることが出来ないタイプです。 

 このようなタイプの人でも、人間ですからおなかはすきます。 おなかがすくと飯のために“働かなくては”と考えて、応募してくるのです。 面接翌日から働く人が多いのですが、最初は緊張していますから、多くは遅刻せずに出てくるのです。 このタイプが出勤しなくなる最も多かったケースは給料日翌日です。 十数万円のお金が入ると、かなりの期間飯の心配がなくなるため、途端に働く気が失せるのです。 

 次に多かったのは1~2週間経った月曜日です。 最初の緊張が薄れてきて、日曜日に遊びすぎると月曜日朝、起きることが出来なくなるのです。 中にはこんな人もいました。 朝、会社に向かって出発するのですが、会社到着が始業時刻より10分ほどでも遅れたら、会社に入らずそのままどこかへ行ってしまうのです。 遅刻して到着すると怒られるのではと思い、会社に入れないのです。 普通の人は5分や10分遅刻しても「ごめんごめん」と言って出勤するのですが、心の弱い人は他人からのクレームが極端に怖く、このような行動が出来ないのです。 

 結果、せっかく就職できた職場をやめ、また次の職場を探すということを繰り返し、次第に歳をとっていき、応募できる会社もどんどん少なくなっていくのです。

 このタイプが歳をとるといよいよ働く場所がなくなり、生活保護になってしまうのです。

 このタイプを生活保護にせずに働いてもらうには、工夫が要ります。 自分で自分の生活リズムを作れない人なので、のような設備で起床・食事・就寝等の時間をきめて、他人が生活リズムを作ってやる必要があるのです。 仕事はコミュニケーション能力の高さを要求されない「手に職をつける」タイプがいいのです。 例えば、旋盤工・板金工・塗装工や芸術的素養があれば彫金美術品修復など、一人でもできて成果がわかりやすいものがいいと思います。 

 そして一人前になるまで根気よく先生や先輩が教えるわけですが、できないところを指摘するより、できたことをほめることを主にして教えると、長続きします。 このタイプは、できないこと指摘されると普通の人の何倍も落ち込み、ほめられると何倍もモチベーションが高まるのです。 

 若年で生活保護であるとか、引きこもりで親が食べさせているとかいう人はかなりな人数になるといわれているが、このような寮形式での生活、技能を身に着けさせる職業訓練に引き込めば、相当数が正常な社会人に戻れると思われます。 

 政府は一億総活躍社会を目指すのであれば、このような人も活躍してもらえるようなきめの細かい施策をすべきであると思う。

からだの体験記 その3

                                 歯の健康話―――――インプラント治療のお話

 

 皆さんは食事の時よく噛んで食べていますか。 よく噛んで食べることは健康の基本で子供の頃「1階口に入れたら30回は噛んで食べなさい」と母親にしつこく言われ続けたので私は本当によく噛んで食べます。 だから食事は他人よりかなり時間がかかります。 そのおかげか75歳の今も元気で仕事が出来ているので親に感謝です! よく噛んで食べるためには歯の健康が不可欠です。 

 私は70歳まで永久歯を抜いたことがなく歯が全部有ることが自慢でしたが、虫歯は何か所か治療をしてあり特に70歳前後には左下奥歯2本が虫歯の為短くなってしまいました。 結果、食べ物を噛むのは右側奥歯中心となっていましたが今度は右下奥歯の1本がぐらついてきました。 そこで行きつけの歯医者に「奥歯が左右とも噛めなくなったら都合が悪いので、今ぐらついている1本をインプラントにしたい」と伝えると「あなたのあごの骨の状態ではインプラントは入れられない」というのです。 「それではこの歯が抜けたらどうするのですか」と聞くと「抜けたままでも食事出来るでしょう」とのことで、入れ歯の提案もありませんでした。 

 それでは都合が悪いと思った私は「東京ならインプラントを入れてくれる歯医者がいるかもしれない」と思いインターネットで探したところインプラント実績が多く技術水準も高そうな歯医者が3軒見つかりました。 そのうちの一つに電話をして相談すると「来店して見せてもらわないと確実なことは言えないが多分大丈夫でしょう」とのことで、早速東京まで出かけたのです。 

 歯の透視画像を見て歯科医の先生は、「長期間歯がぐらついたまま使っていたので根元の骨がやられ、抜いたところが大きな穴になる。 この穴を埋めないとインプラント人工歯根が埋められない」と言われました。 インプラントの構造は下図のような形です。



 この人工歯根を埋め込む部分の骨が穴になっているようです。 この穴を埋める方法としては自分の血液を採取しそれに人口骨の粉を混ぜて薄いシートを作りそれを穴の表面に張り付けるとシートは骨と一体化し、これを何回か繰り返して穴を埋めていくそうです。 この穴埋めだけでも東京の歯医者に7~8回は通う必要が有るようです。 

 時間とお金がかなりかかりますが、どうしてもインプラントを入れたい私はこの治療を受けてインプラントを入れることとしました。 先ず歯を抜いて根元の骨の痛んでいる部分を削り取って正常な骨の表面を出しました。 しばらくこの状態で骨の穴埋め治療をしなければならないので、この部分に仮の歯を入れて噛みやすくして保護も兼ねるのです。 次回からシートを作って穴を埋めていく治療に入る予定でしたが、このころにコロナが流行し出し横浜港にコロナ患者を載せた豪華客船が入港しました。 

 東京へ行くのはやばいと思った私は予約を1か月ほど延期しました。 ところがそれからコロナは収束するどころかどんどん広がって来ました。 3回くらい延期を繰返していましたが収束する様子が見られないので、収束するまで治療は見合わせることにしたのです。 1年くらいで収束するかと思っていましたが世界中に広がるばかりで、3年たっても収束はしませんでしたが多くの人が免疫を持ったため重症化するリスクが低下し、感染症法の分類も2類から5類と変わりました。 また旅行などの移動制限もなくなったので3年ぶりで治療を再開することとしました。 

 3年ぶりに東京の歯科医を訪問して先ず骨の透視写真を撮りました。 すると先生は「歯を抜いたあとの大きな穴が小さくなっている。 3年もたったから自分で埋めたようだな」と言われました。 考えてみれば骨折しても骨と骨の間の隙間は自分で埋めて骨はくっつきます。 骨は削られても元の形に自分の力で復元するようです。 コロナの3年間で私の歯茎の骨は治療せずとも自力で復元したのです。 歯を抜いたあとの大きな穴を埋めるために7~8回東京に通う必要がなくなり、次回早速人工歯根を埋め込む治療を行うこととなりました。 

 インプラント治療といっても一応骨に穴をあける手術ですから術後に何かあってもいけないので医院近くのホテルで1泊し、次の日も医院で術後経過を確認してから帰ることとなるのです。 手術は局部麻酔と精神を安定させるガスを吸引したうえで行うもので、私はそのまま眠ってしまって目が覚めたら手術は終わっていました。

 人工歯根が入ったら直ぐに歯が付くのかと思っていたら大間違いでした。 人工歯根周りの骨が人工歯根との隙間を埋め一体になるのに最低4か月はかかるとのことで、しばらくは仮の歯も無しになってしまいました。 現在は人工歯根だけで仮の歯が付いていないので食べ物をかみ砕きにくくて食事に時間がかかっています。 2か月に1回程度通院して安定したら歯を取り付けて完成のようです。

 完成して終わりかと思っていたらそうではありませんでした。 定期的にインプラントを取り外してクリーニングする必要が有るということです。 最初は年4回クリーニングの為通院するように言われました。 いくら何でも数十分で終わるであろうインプラントのクリーニングに年4回も東京に行くのは勘弁してほしいと言ったら、年2回でいいことになりました。 年2回位なら色々な用事を兼ねて東京の空気を吸いに行くのも悪くないと思い了承しました。 インプラント治療というのは結構ランニングコストもかかることが判明いたしました。 これから歯の治療をするのにインプラントを考えている人はこの私の経験を是非参考にしてください。

令和の日本列島改造論 その18

                                    教育制度の改革により日本の国力向上を!

 

 明治以来、欧米との教育制度格差を自覚した日本は欧米に追い付くため学校を整備し義務教育制度を作り、国民のレベル向上に取り組んできた。 戦後はGHQ主導の6・3・3制教育制度で6・3は義務教育であったため国民のレベルの底上げと均等化が進行し、日本の産業発展に大きく寄与することとなった。 しかし、この成功体験によりその後の時代変化に合わせた教育制度改革は停滞し、世界に通用する人材、産業界を牽引する人材、目標を掲げ起業する人材などを輩出する環境をつくることには程遠い現状となっている。

 日本の高度成長期には低廉で均質な労働力により製造業の国際競争力が高まり、輸出を中心として急速な成長を遂げ経済大国の道を駆け上がることが出来たが、労働コストの上昇で製造業の国際競争力が失われると成長力は鈍化し、製造業の中心を中国をはじめとした発展途上国に明け渡すこととなってしまい日本は「失われた30年」と呼ばれる長期に停滞する活力の乏しい国となっている。  この原因の一つは日本をリードする政治家が一度の成功体験で慢心し、ゆっくりと変化する世界の状況に合わせて国の体制を変化させていかなかったからであり、今なおどのように変化させるかの方向性さえ定まっていないことであろう。 今回は成長力の鈍化が著しい日本の国力を向上させるためにどうすべきかを教育改革という観点から考察してみたいと思う。

 

平等教育公平教育に!

 日本の義務教育制度は国民のレベルを向上させ日本の近代化に大きな貢献をした。 今やほとんどの人が高校以上に進学し、専門学校を含めた大学等進学率が80%を超えるようになった現在、当初の無学文盲の解消目標はとうに達成されたわけであるから、これからは一律平等の教育平均的に底上げする教育から個人の能力最大限に引き出す教育に転換すべきであろう。 

 もともと個人の能力というのは個人間で大きな差があり、また得意分野も夫々の人で大きな違いがある。 この違いを無視して全員一律の授業を行うことは、教える側からすれば大変効率が良いと思われるが、教えられる側からすれば「そんな低レベルのことはわかっているよ」という理解の速い人から「何を言っているか理解できないよ」という理解の遅い人まで同じ速度で授業を進行させる訳で、与える授業時間から考えれば大変平等なのであるが、授業が身に付くという点では公平ではない。 

 個人の持っている能力最大限に引き出すのが公平であるという考え方を採れば理解の速い人は無駄な授業は省いてどんどん高度化していく必要が有ろうし、理解が遅い人は理解できるスピードに授業を落とす必要があろう。 また、人が幸福な一生を送るためには自分の好きなこと得意分野仕事にすることが一つの要素となると考えられるが、それらを無視して一律の教育を施すことは更に公平性に欠けると考えられる。 

 日本の教育は頑なに単線型をまもってきたが国民のレベル向上がある程度進んだ今、自分で進路を選択できる複線型教育環境を整備すべきであろう。 学校教育法や教育基本法を見直し複線型教育が可能となれば各学校は生き残りをかけて差別化されたカリキュラムや体制を整備すると思われる。 多様なカリキュラムや体制が整備され選択肢が増えれば個々人が自ら能力や適性を勘案して最適な進路を選ぶことが出来るようになるであろう。

 

早期から個人の能力を最大化する教育体制を!

 現在は義務教育制度の中で一定時間以上の授業が否応なく全員に課せられている。 多くの人はそれで問題なく成長していると思われるが、その授業体制では成長に問題がある人も一定数存在していることが知られている。 例えば小学生の時から一つの事象、一つの課題に興味が集中し特異な才能を発揮する人がいても、現在の教育体制の中ではその部分だけを大学課程で学ばせることはできない。 逆に授業内容が全く理解できなくても自ら授業以外で対処するより方法はなく、分からない授業に参加しないという選択肢は無い。 

 その人にとって分かっていることを再度教える授業も全く理解できない授業も時間の無駄であるが、平均的な人に合わせる日本式教育ではこのような無駄は頻発する。 時代遅れとなっている教育基本法や学校教育法を見直し、学校ごとの授業や入学要件等の自由度を高め、個人の能力を最大に伸ばす手法を学校自身が工夫実践する余地を大きくしなければならない。

 

ギフテッドはギフテッドとして伸ばす

 ギフテッドと称するある一分野に限って特異な才能を持つ人が見られるが、その才能以外は普通であったり大きく劣っていたりと様々であり、通常の教育になじみにくいとされている。 日本では平均的な能力が評価されるので、ギフテッドの才能の劣っている部分が原因で「扱いにくい変わった子」というイメージにより支援学校に回されたりする可能性がある。 ギフテッドは劣っている部分を矯正するよりはその特異な才能部分を伸ばして育てる方が本人にとっても社会にとっても有用であると考えられる。 欧米のようにギフテッドはギフテッドとして教育環境を選択できる体制を日本も試行すべきです。 一律教育の枠に閉じ込めて才能を殺してはなりません。

 

個人の得意分野を評価する試験を開発する

 日本の教育現場は子供の不得手な教科を少なくする努力をさせる傾向が強いが、この考え方は変えていく必要が有る。 子供の頃は色んな経験をすることにより自分の好きな分野や得意科目などが分かってくる。 人よりも優れた点があることが自己肯定感に繋がり、生きる力となる。 すべてが人より劣ると感じれば自己肯定感が育たずモチベーションを維持できない。 

 しかし才能が無いと思われている人も良く調べれば得意分野が存在する場合が多い。 これら能力が無いと思われている人に対して学校で一律教育をしても大きな無駄がある。 これらの人に対してはまず色々な試験をしてその人の得意分野を探してあげるべきだ。

 IQ検査は知能の傾向を確認できるが、より広く「芸術感性」「運動能力」「五感の鋭さ」「手先の器用さ」などなど筆記試験だけではなく実技や行動をする試験も加えいろいろな能力を推し量る試験を開発し、能力を発掘してそれを伸ばす教育を行うことがその人にとって最も効率の良い教育方法となる。 

 得意分野を探索する試験に知見がある人たちの知見をAIに学習させ、個人の得意分野を効率的に探す試験方法を確立すれば多くの「能力が無い」と評価されてきた人たちの人生を変えることが出来ると思われる。 そしてAIに毎年専門家の研究結果を追加学習させればAIはどんどん進化した試験を提供してくれるでしょう。 

 自分の得意分野を知り、そこで努力すれば周囲から評価されることを知ったときその人は自己肯定感を持つことが出来、更にモチベーションを高めて努力することが出来ます。 人は世の役に立つ一つの能力があれば一生を幸福に生きることが出来るのです。

 

 この様に国は国民のレベルや意識そして世界の趨勢が大きく変化している実態を認識し、国民の能力が最大化する教育環境を作り上げていく必要が有ります。 そもそも教育制度改革というのは20年後30年後、はたまた50年後100年後の日本をどんな国にしていくのかという政治理念を形にするものです。 幸いにもAIをはじめとした革新的技術が日進月歩急激に進歩している昨今であるから、政治家や行政、教育関係者はこれらの知見を集積して過去にとらわれない能力最大化を目指した教育環境を創り出して欲しいと思う。

 

家庭菜園奮闘記 その64

                                                    トマトが豊作です

 

 今年は梅雨が短く7月中旬から酷暑が続いているため、トマトが美味しく出来る上、大豊作で毎日大量に収穫できます。 トマトは乾燥が好きな植物で、しかも雨が多いと実が腐るので雨除けをかけないとまともなトマトが収穫できないような年もありますが今年は雨除けも要らず、他の葉野菜が暑さでどんどん枯れていく中、超元気に実っています。

 トマトリコピンクエン酸、各種ビタミンケルセチン等々体に良いとされる栄養素が豊富で、「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい健康に貢献する食物です。 毎年何本かの苗をホームセンターで買ってきて育てています。 

スーパーで買ってきたトマトって、おいしいと思います? スーパーで売っているトマトは完熟になる前に収穫し、店頭に並んだ時に完熟近くの最もおいしそうに見えるように調整して出荷していますから、自分で育てて完熟してから収穫して食べるものとはどうしても味に差が出ます。 おいしいトマトを食べたければ自家栽培しなければなりません。

 

 ホームセンターでは多くの種類のトマト苗が販売されていますね。 初めてトマトを栽培する人はどれを買ったらいいか迷うと思います。 最も育てやすいのはミニトマトでしょう。 これはプランターでも容易に栽培出来ます。 しかもミニトマトは品種改良が盛んでおいしい品種がどんどん登場しています。 普通のミニトマトに加えて昨年から私が気に入って数本栽培しているのが薄皮ミニトマトです。

 

      

         左:普通のミニトマト 右:薄皮ミニトマト


 調べたら最近薄皮トマトが開発され「あまプル」「ぷるるん」「プチぷよ」などという商品名で苗や種が売られているようです。 大きさや形状が若干不揃いで、皮が薄くて傷付き易いためスーパーなどの流通網に乗らず自家栽培専用品種のようです。 ミニトマトはとても甘い品種もどんどん登場していますが皮が硬くて口の中に残るのが難点でした。 しかしこの薄皮品種は皮が全く気になりません。 独特の食感で味わえるのは育てた人の特権です。

 

 もちろん大玉トマト中玉トマトも栽培しています。

 大玉トマトは画期的な新品種があまり出てきませんね。 毎年「桃太郎」という品種を作っています。 甘さもほどほどで安定して育てやすい品種です。 中玉は甘いと謳ってある苗を1本ずつ計4本買ってきて植えてみましたが、どれも同じように育ち、味も大変わりしませんでした。 甘さはそこそこでどれも豊作です。 実の数はミニトマトが多いのですが、収穫量中玉トマトが最も多くなります。

 

 トマトを美味しく育てても盗難対策をしなければ人間の口に入るのはわずかとなってしまいます。 畑の周囲は電気柵で囲ってあるのでは入ってきませんが鳥は空から自由に入ってきます。 盗っていく犯人はからすムクドリといった鳥たちです。 毎年鳥害に悩まされるので今年は早めに対策をしました。

 鳥もトマトが赤くなると美味しいということを知っているので青いうちは食べません。 トマトは下の方から赤くなってくるので少し色づいてきたら先ず周囲でしっかり囲います。 下の方は主にカラスが狙うのです。 だんだんと上の方も実ってくるので写真のように水糸を張ります。 上の方は主としてムクドリのような小型の鳥が狙うのです。 鳥は羽を痛めるのが怖いので、水糸を張って有れば飛んでこないのです。 

 この対策で今のところ鳥害は全くありませんが、トマトは支柱を超えて更に上へ伸びています。 水糸は支柱の無いところには張れませんので上の方はこれから鳥が食べに来るかもしれません。 菜園活動は病気、害虫、害獣、害鳥といったいろいろな敵との闘いでもあるのです。

家庭菜園奮闘記 その63

                                                     ききょうの花盛りです

 

 今はききょうの花盛りです。 家には数鉢の鉢植えの他、地植えもしています。 ききょうは宿根草なので、プレゼントでもらった花鉢を株分けして植え付けていたら、だんだん増えてきました。 もともとは日本の野山に沢山自生していて秋の季語にもなっていたそうですが、今は山野を歩いてもききょうは見かけませんよね。 なんか自生種絶滅危惧種だそうですよ。 だけどもらった栽培種株分けすればどんどんと増えます。

 

                                 

                                               普通に咲いたききょうの鉢植え               

 

 普通桔梗は株分けで増やすのですが、地植えしているききょうのまわりには落ちたからが出てきます。 しかしこれを育てて花を咲かせるには数年かかりますが、株分けならすぐに花を咲かせるため、種から育てたことはありません。

 

 一つの花は2~3日しか持ちませんが、次から次へと咲くので結構長く花も楽しめます。 一通り咲き終わったら半分ほどに切り戻しておけばそこから芽を出してまた花を咲かせます。 花が咲く前に切り戻しておけば花芽が数倍多くなり、沢山の花を咲かせます。 次の写真は花が咲く前に切り戻した鉢の状況です。 もう花は終わりに近いですが、花数の多さは確認いただけると思います。

                                       

                                                     切り戻して咲かせた鉢植え          

 

 ところでききょうの花は紫ですが、今年は白い花も咲いています。

                               

                                                   白い花の桔梗                

 

 もらったききょうの花は紫でしたが、株分けして育てているうちになぜか白い花も出てきました。 白い花の根も混じっていた? 

 チューリップは球根にウイルスが付くと花の色が変わることを以前ブログに書きましたが、ききょうもウイルスで花の色が変化するのでしょうか。 自然は時々予想外のことが起こりますよね。 それがまた、生き物を育てる醍醐味なのかもしれませんね。