雪に克つ

               消雪の工夫で快適克雪

 

 今年は昨年のような大雪にはなっていませんが、10cm~20cm程度の雪が何回もしつこく降っていますね。 春まではもう少しかかりそうですね。

 以前のブログ「開発人生記 その5」では無散水融雪の紹介をいたしましたが、今回は散水融雪で効果的に消雪している例を紹介いたします。

 私の事務所はアパートの一部屋を改装して使っています。 このアパートは3階建てですが、1階部分の2/3が駐車場となっています。 従って、駐車場には雪が積もりませんが前面道路は積もっています。 特に除雪車が通ると駐車場出口に雪の山を作っていきます。 結局、車の通る部分の除雪をしなければ道路へ出ることができません。 

 そこで、道路部分の消雪をしようと考えました。 公共の道路内に配管を埋めるのは憚られたので、アパート敷地内から道路に向けて散水することとしたのです。

 

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 結果は、上記写真のように車が道路へ出る場所の雪は無くなり、人力除雪から解放されました。

 水は道路端から1m位のところに落ちるように調整しているのですが、しぶきが飛び散ったり通った車が散らしたりで、2m程度まで雪は無くなります。 道路は蒲鉾型になっているので、水が落ちた手前側も側溝側に戻ってきた水で溶けるのです。 バルブを調整すれば、まだ1m程度は余計に飛ばすこともできます。

 

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 道路端にこれだけ雪が無くなると、除雪車もこちら側には雪を置いていかなくなりました。

 このような道路に面した駐車場は沢山あると思いますが、殆どは敷地内だけ散水し、道路は人力で除雪していると思います。 前面道路まで散水すると、格段に快適になります。 歩行にも意外なほど障害になりません。 駐車場の前面道路を頑張って除雪している方、是非参考にしてください。