家庭菜園奮闘記 その6

                                              家庭菜園奮闘記 その6

 

菜園での私の工夫を「家庭菜園奮闘記 その3」と「その4」で書きましたが、続きを書きたいと思います。

 

工夫-4  ゆずと夏みかんの雪囲い

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 自宅の庭にゆずと夏みかんの木があります。 40年近く前に庭に芽を出したゆずと思われる木を大切に育てていましたが、十数年たって実をつけてみたら、夏みかんでした。 そこで、今度はゆず苗を購入して育てたので、自宅庭にゆずと夏みかんがの木があるわけです。 庭にはほかにも松や金木犀などいろいろあるので、毎年業者に雪つりをお願いしています。 ただ、ゆずと夏みかんが大きくなってきたら、とげが有って痛いので、雪つり業者はこの2本の雪囲いを嫌がります。 そこで、市販のメッキ単管を利用して、永久雪囲いをしました。 これで、雪囲い業者はこの痛い木の作業から、解放されたわけです。 縦単管は長さ6mのものを、1m根入れしてありますから、地上部高さは5mです。 これがあると、はしごをかけやすく収穫のときも便利です。

 富山県では、夏みかんの栽培は珍しいと思います。 沢山実をつける年は、100個以上なったのですが、一昨年の寒波で葉が全部落ち太い幹以外は枯死してしまいました。 翌春に幹から芽を出しましたが、一輪の花も咲きませんでした。 昨冬は暖冬だったので凍害は皆無だったのですが、今年も写真のように実は全くありません。 枝はかなり茂ってきたので、来春はかなり実をつけると思います。 夏みかんはゆずよりも寒さに弱いことがわかりました。 ところで、夏みかんは冬に実るのですが、なぜ夏みかんというのでしょうか? 一説には夏まで実が木についているからとのことですが、うちの夏みかんを取らないでおいたら、5月ころにはみんな落ちてしまいました。 本当のところだれか知っていますか?

 

工夫-5 イチジクの整枝
 春秋は、果樹のせん定時期でもあります。 菜園周囲には5~6本のイチジクがあるので、管理しやすいように、整枝・せん定をすすめています。

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 いちじくの樹形は、放っておくと枝が繁茂し、根元からひこばえが生えたりしてジャングルのようになってしまいます。 こうなると害虫がついたり実の袋掛けができにくくなったりと、いいことは一つもありません。 こうならないように、根元に生えるひこばえは小さいうちに撤去し、管理しやすい高さで写真のように枝を横方向に伸ばします。 

 プロは棚をつくって誘引しますが、我々アマチュアは写真のように、丸鋼の支柱を立てて誘引していくのが、費用が少なくてすみます。 高さは管理する人の身長にもよりますが、1.5m程度がいいと思います。 あまり低いと猪やハクビシンに実を食べられますし、高いと管理しにくくなります。 幹が太くなれば丸鋼を抜いて、誘引位置を変更します。 枝は敷地形状をみて、伸ばしやすい方向に2~4本誘引します。 

 このようにすると、実の袋掛けや収穫も楽ですし、何よりも風通しがよく枝が全部見えるので、イチジク最大の敵カミキリムシがつきにくく、ついてもすぐにわかるので、幼虫の穴にピンポイントで殺虫剤を注入でき、容易に駆除できます。 

 実の管理については「家庭菜園奮闘記 その3」を参照してください。

 

工夫-6 葉野菜の霜よけ

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 ホウレンソウ、春菊などは、霜や雪による凍害を防げば、冬でも成長しておいしくいただけます。 写真のようにアーチ支柱をしてポリエチレンシートで被うだけで、春まで順次収穫できます。 これからの季節、是非試してください。