家庭菜園奮闘記 その54

        淡竹(はちく)林の整備をすすめています

 

 当ブログの「家庭菜園奮闘記 その9」「家庭菜園奮闘記 その45」で日本一美味しい淡竹筍づくりを目指して、いろいろ行動していることを紹介しましたが、今年はいままでの知見を活かして、竹林整備を進めています。 行動の一端をご紹介します。

 

 淡竹の太いものは美味しいので、太くすることに注力していることは以前に書きましたが、太くするには堆肥を多く与えればいいということがわかっています。 そこで今年は発酵鶏糞を大量に散布しました。

     

 また、淡竹は孟宗竹ほど強度がないため雪でほとんどが倒れてしまいますが大きな木の下の竹は倒れないため、大きな木が無い範囲に木を育てて竹を守らせることにしました。 

 ちょうど敷地内に朴の木が育ってきたので、昨年の春にこれを移植してみました。 朴の木というのは葉っぱが大きくて香りがいいので「朴葉飯」「朴葉味噌」に使う木です。 富山県の人なら「朴葉飯」を食べたことがあるのではないでしょうか。 また、「朴葉味噌」飛騨地方の名物ですから、観光に行った人は多分食していると思います。 葉もいい香りがしますが、モクレン似の白い花も大変いい香りがします。 樹高30m程度の結構大きな木に育つのです。

 この木を植えてみましたが、残念ながら活着しませんでした。

         

 

 そこで今度は敷地内に生えてきたケヤキの苗を探して育てることにしました。 敷地内には大きなケヤキの木があるのであちこちにケヤキの木が生えて来るのですが普通は草刈り機で雑草と一緒に撤去してしまっています。 今回必要なのは1本だけですがとりあえず3本探してきて並べ仮植えしたら活着したようです。

     

 

 順調に育てば3年ほどで2m程度になるので、枯れた朴の木の代わりに定植して育てる予定です。 定植したときは淡竹の様子を含めてお知らせしたいと思います。 

 ケヤキは日本の森林では最も大きくなる樹種で樹高は40m程度にもなります。 10年ほどで10mを超えますからこのくらいになると淡竹の雪除けとして役立ってくれると思います。 先の長い話ですが、自然を相手に物事を進めるには楽しみながら慌てずにしかもたゆみなく世話をすることが求められるのです。